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H-08 大坂宗右ヱ門町の夕 Night Scene at
Soemoncho, Osaka date-1933 book's NO-225
大阪宗右衛門町の夕 昭和8年(1933)4月作
「日本風景集関西篇」という24図シリーズの1点
「数ある巴水の作品の中で、傑作も少なくはない。芸術の価値は『発見』されるものであるから、いま傑作と見られぬものもいちか発見される新たな価値があろう。永世不易の傑作となれば決して数多いものではない。巴水の作の中で不易の美をもつものをと、心に思い起こすとき、この宗右衛門町の夕は傑れた一作である。戦後宗右衛門町の町並みは変わってしまって、この画の趣は見られない。近松の浄瑠璃にも通う門がある。夕暮かげの静かにともる軒提灯、木戸口から通りへなげる灯かげが、あたりの暗さを調子づける。軒並みの構成、打ちつれる男女、禿二人に遠い人かげの構図がよい。まごう方なき傑作である。彫りは渡辺規氏(渡辺版画店二代目社長)となっている。」
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H-09 神戸長田神社(八雲橋) Snow at Yagumo Bridge
of Nagata Shrine, Kobe date-1934 book's NO-231
神戸長田神社八雲橋 昭和9年(1934)11月作
「日本風景集関西篇」という24図シリーズの1点
「巴水雪景中での一佳作である。八雲橋をその袂からみての変わった構図が成功の主因である。やせた松がすっくとたって、ふりしきる雪をもっている。そのわたりを雪かげりして淡く描出し、朱塗りの橋の欄干の太い濃やかな近景と対照せしめたのもである。傘かたぶける女は、いるもよし、いぬもよし。」
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